歩いて楽しむ新しいフットボール「ウォーキングフットボール」とは?

作成:2025年4月27日16:53 更新:2025年4月27日17:00
■ 走らないサッカー?──新しいスポーツのかたち
サッカーと聞くと、スプリント、タックル、ダッシュ…とにかく“走るスポーツ”というイメージを持つ人が多いかもしれません。でも、そんな常識をくつがえすサッカーが、今、じわじわと人気を集めています。
それが「ウォーキングフットボール」です。
イギリス発祥のこのスポーツは、名前の通り「走らないサッカー」。プレイヤーは歩くことしか許されていません。年齢、性別、運動経験に関係なく、誰もが気軽に楽しめることから、特に中高年層を中心に人気が高まっています。
■ ルールはシンプル。でも奥が深い
基本ルールは以下の通りです:
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走るのは禁止(両足が同時に地面から離れたらアウト)
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タックルや接触プレーは禁止
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ゴールキーパーは存在しないか、制限付き
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ボールは頭より上に上げてはいけない(リーグによっては異なる)
この制限により、激しいフィジカルコンタクトのない、フェアで安全なプレーが可能になります。シニア層だけでなく、リハビリ中の人や、障がいのある人にも向いているスポーツです。
■ 身体だけじゃない、心も元気に
ウォーキングサッカーの魅力は、運動効果だけではありません。
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仲間とコミュニケーションをとりながらプレーする楽しさ
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戦術を重視した、頭を使うゲーム展開
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「また来週もやろう」と思える無理のないペース
つまり、**体も心もリフレッシュできる“社会的スポーツ”**なのです。
■ 日本でも広がるウォーキングフットボール
日本でも、少しずつこのムーブメントが広がっています。JリーグチームのOBが参加するイベントや、地域のスポーツクラブでの導入など、高齢化社会の新たなスポーツ文化として注目を集めています。
「昔サッカーやってたけど、もう無理かな…」と思っていた方も、ぜひ一度試してみてはどうでしょうか?